自己評価が低い人や自分を責めてばかりいる人、生き辛さを感じているような人に必要なのは、今までの物事の捉え方を見直し、新しい考え方を身につけることです。
その具体的な方法を考えてみました。
自分のことを、客観的に見る習慣をつけましょう。
これは、色々と応用が利きますので、是非身につけてください。
私は以前から「罪悪感撲滅キャンペーン」を宣言しているわけですが、無駄な罪悪感を排除するにはこれが一番効きます。
罪悪感で自分を責める意義とは?
自分で自分を責めるのは何の役にも立たない無駄な行為です。
何かをやらかしたと思った時、自分で自分を責めておけば、罪をほんの少しは償ったような気持ちになり確かに安心できるのですが、よくよく考えてみると、この行為は自分の成長も、相手に対するフォローも、状況の改善も生み出さない無駄な行いです。
そんな暇があったら、相手にきちんと謝るとか、次は失敗しないように具体的な方策を練るとか、自分はもっと出来ると思ったけどそうでもなかったということを受け容れるとか、とにかくやらかしちゃったことから次に役に立つようなメッセージを受け取るべきなのです。
なので、この無駄な行為である自分で自分を責めそうになったら、
もし自分が心から信頼している人が同じことをしてもその人を責めるかな?
と考えて見てください。
あなたの犯した罪は、その人の行為であったとしても責めなければならないようなことですか?
そんなことはまずありませんよね。なぜなら自分を責めてばかりいる様な真面目なあなたには、そんな行いは出来ないからです。
たいていは、他人が同じことをしたのなら「どうしてそんなことで自分を責める必要があるの?」と感じる行為で過剰に自分を責めているのではないでしょうか。
ですから自分を責める代わりに、自分が第三者なら落ち込んでいる相手になんと言ってあげるだろうか?と考えて、その答えを自分に言ってあげてください。
たぶん言うべきことは、「そんなの普通普通、みんなそうだよ。たまには手を抜かなきゃ疲れちゃうよ」そんな感じのことです。
場合によっては、「あなたは全然悪くない。あなたは被害者で、悪いのは相手。自分を責めるのは間違いだよ」ということもあるかもしれません。
自分と同じ立場の人を責めないのなら、あなたも自分を責めてはいけません。自分を責める行為は、その人を責めているのと同じだと考え、自分や相手に正当な評価を与えましょう。
狭い価値観にこだわりすぎていないか?
自分が勝手に「こうであらねばならない、そうあるべきだ」などと、狭い価値観にこだわり過ぎている場合もあります。
完璧主義者にありがちな思い込みですが、本当に成功するためには、柔軟な考えが出来た方が良いのでは?
私は、頑張った人は褒められるべきだと思いますが、頑張らなかった人が罵倒される必要はないと思います。
頑張れば人生の中でご褒美がもらえる。頑張らなければご褒美はもらえない、あるいは自分が困る。それで良いのでは?
もしあなたの行為が本当にまずいもので、責められて当然のものならば、自分で自分を責めなくても天に裁かれますから安心してください。必ず自分でフォローすることになります。 その時に、自分で自分の行いに責任を取ってください。責めるのではなく、問題を解決する努力を行うことが肝心です。
「本当にそうじゃなきゃダメ?」「それが絶対に必要?」一度ちゃんと考えてみましょう。
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